気づかないうちに増える、更年期特有の体重変化とむくみ

食事量が変わらないのに太りやすくなる、体が重く感じる、むくみが気になる——。
更年期の女性がよく抱える体重増加やむくみは、単なる加齢だけではなく、ホルモンバランスの変化や代謝・水分調整機能の低下が深く関係しています。
無理なダイエットや過度な水分制限ではなく、体の変化に合わせた生活改善と適切なケアが大切です。

最近こんな変化を感じていませんか?

  • お腹や腰を中心に脂肪がつきやすくなる
  • 以前より体重が落ちにくくなる
  • 同じ食事量でも太りやすく感じる
  • 筋肉量が低下し、基礎代謝が下がる
  • むくみが増え、体が重く感じる

なぜ起きるの?

エストロゲン低下が脂肪分布・代謝・水分調整に影響

エストロゲンは脂肪の分布、糖代謝、水分バランスの調整にも関わる重要なホルモンです。
更年期にその分泌が大きく低下すると、内臓脂肪がつきやすくなるだけでなく、血管やリンパの働きにも影響し、余分な水分が体にとどまりやすくなります。
さらに加齢による筋肉量減少、ストレス、運動不足、睡眠不足などが重なることで、
「太りやすく、むくみやすい」状態が持続しやすくなります。

ビバエルの治療例

Aさん

お悩み:
手足のむくみがあり、手を握ったり物をつかめない。
靴をはくと足がむくんできつく感じる。
起き上がるとホットフラッシュがある。

治療方針:
まずは漢方薬を処方。
乳がん検診後にホルモン補充療法(HRT)を開始する。

経過の目安
2か月目でホットフラッシュが減り、3か月目でむくみが改善。
※個人差があります