ビバエルの調査データ

ビバエルでは、更年期のオンライン診療の効果と診療プロセスへの評価を、診療データおよび利用者調査によって継続的に評価・公表しています。本ページは、これまでに公表した調査の結果と調査概要を、一箇所で参照できるようまとめたものです。数値を引用される際は、あわせて各調査の対象・n数・測定指標・改善の定義をご確認ください。

公表している調査の一覧

調査公表対象 (n)測定指標/方法改善の定義主な結果
経済産業省フェムテック等サポートサービス実証事業 2026年5月 働く女性 137名 更年期症状(SMI, 簡略更年期指数)/抑うつ(CES-D)/プレゼンティーイズム(WHO-HPQ) 介入前 vs 介入2か月後の比較: SMI 5点以上減少/CES-D 16点以上(抑うつリスク層)から16点未満へ転帰/プレゼンティーイズム 10点以上改善(深刻層内で算出) 更年期症状(SMI)改善 92%/抑うつ(CES-D)改善 68%/プレゼンティーイズム改善 70%(プレゼンティーイズム深刻層内の割合)
更年期治療の効果検証 2024年12月 2024年治療受診者 120 名のうち、SMI 前後比較可能な 55 名(40〜50代女性) 更年期症状(SMI, 簡略更年期指数) 治療開始3か月後のSMIスコアが受診前より減少したこと SMIスコア減少 82%(治療内訳: ホルモン補充療法 89%/漢方治療 78%、各群 n は追記予定)
症状改善に役立った治療要素の利用者調査 2024年12月 ビバエル利用者 91名 「ご自身の症状改善に役立ったと思うものは何ですか」への単一回答 該当なし(要素選好の単一回答調査) 看護師によるカウンセリング 58.2%(最多、2位「予約からお薬を受け取るまでの全体の流れ」16.5%)

92%(2025年、n=137)と 82%(2024年、n=55)は別調査の数値です。 対象者・n・測定指標・改善の定義がいずれも異なるため、両者を経時的な変化として合成することはできません。

経済産業省フェムテック等サポートサービス実証事業(2025年度)

研究概要

HerLifeLab は 2025年度、経済産業省「フェムテック等サポートサービス実証事業費補助金」の採択を受け、働く女性 137名を対象に、専門医による治療と継続的なセルフマネジメントを組み合わせたプログラムを実施しました。プログラム前後で 3 つの指標(更年期症状・抑うつ・プレゼンティーイズム)を測定し、変化を評価しています。

参加者の介入前記述統計(ベースライン)

参加者の介入前スコア(中央値)は以下の通りでした。

指標中央値意味
更年期症状(SMI, 簡略更年期指数)51点約半数が、医療機関の受診・薬物療法が推奨される水準
抑うつ(CES-D)17点約半数が、抑うつリスク層とされる 16 点以上

「これくらい普通」と考え、医療につながらないまま働き続けている女性が、職場に一定数存在することを示すデータです。

測定指標と改善の定義

測定指標は以下の 3 つです。

  • 更年期症状: 簡略更年期指数(SMI)
  • 抑うつ: CES-D(Center for Epidemiologic Studies Depression Scale)
  • プレゼンティーイズム: 出勤していても本来のパフォーマンスを発揮できない状態。尺度は WHO-HPQ(World Health Organization Health and Work Performance Questionnaire)

改善の判定基準は以下の通りです。いずれも介入前 vs 介入2か月後の比較で判定しています。

  • 更年期症状(SMI)の改善: スコアが5点以上減少した参加者
  • 抑うつ(CES-D)の改善: 抑うつリスク層とされる16点以上から、16点未満へ転じた参加者(リスク層 → リスク外への転帰)
  • プレゼンティーイズムの改善: スコアが10点以上改善した参加者(改善率はプレゼンティーイズム深刻層内で算出)

結果

以下は各指標において改善が観察された参加者の割合です。改善の判定基準は上記「測定指標と改善の定義」を参照してください。

指標改善率母集団
更年期症状(SMI)92%参加者全体(n=137)
抑うつ(CES-D)68%参加者全体(n=137)
プレゼンティーイズム70%プレゼンティーイズム深刻層(n=39、参加者 137 名中の約 28%)

プレゼンティーイズム(就労パフォーマンスの低下)を指標に含めている点が、本実証事業の特徴です。プレゼンティーイズム深刻層(n=39、参加者 137 名中の約 28%)に限定した場合、70% で改善が観察されました。就労パフォーマンスの変化まで評価対象とすることで、健康アウトカムだけでなく、企業側の関心指標である労働生産性への影響を検証しています。

補足: セミナー評価

本実証には、NTTドコモ株式会社、株式会社パソナが参加しました。セミナー後の理解度評価は平均 4.38/5、「職場で活用できる」と回答した参加者は 100% でした。

調査概要

  • 事業名: 経済産業省「フェムテック等サポートサービス実証事業費補助金」(2025年度)
  • 実施者: HerLifeLab 株式会社
  • 対象: 働く女性 137名
  • 測定指標: 簡略更年期指数(SMI)/CES-D(抑うつ)/WHO-HPQ(プレゼンティーイズム)
  • 比較時点: 介入前 vs 介入2か月後
  • 改善の定義: SMI 5点以上減少/CES-D 16点以上(抑うつリスク層)から16点未満へ転帰/WHO-HPQ 10点以上改善(改善率は深刻層 n=39 内で算出)
  • 公表: 2026年5月11日
  • 一次ソース: PR TIMES経済産業省 実証事業ページ

法人向けプログラムの詳細は Vivalle for Business をご覧ください。

更年期治療の効果検証(2024年)

研究概要

2024年にビバエルで更年期治療を受けた利用者 120 名のうち、受診前と治療開始 3か月後の簡略更年期指数(SMI)を両方測定できた 55 名(40〜50代女性)を分析対象とし、SMI スコアの変化から更年期治療(ホルモン補充療法または漢方治療)の効果を評価しました。

測定指標と改善の定義

  • 測定指標: 簡略更年期指数(SMI)
  • 改善の定義: 治療開始 3か月後の SMI スコアが受診前より減少したこと

結果

母集団nSMIスコア減少変化なし
全体5582%18%
ホルモン補充療法(HRT)を受けた方55 の内訳(各群 n は追記予定)89%11%
漢方治療を受けた方55 の内訳(各群 n は追記予定)78%22%

治療内訳別のサブ解析では、ホルモン補充療法群で 89%、漢方治療群で 78% の SMI スコア減少が確認されました。

改善が報告された症状トップ 5

参加者の主観的報告に基づく、改善を実感された症状の上位です。

順位症状
1汗をかきやすい
2くよくよしたり、憂うつになることがある
3怒りやすく、すぐイライラする
4腰や手足が冷えやすい
5顔がほてる

上位に精神症状(2位・3位)が入っている点が特徴です。更年期治療というとほてり・発汗などの血管運動神経症状が想起されがちですが、実際の改善実感は精神症状にも及んでいます。

調査概要

  • 調査期間: 2023年12月〜2024年10月
  • 調査対象: 2024年にビバエルで治療を受けた利用者 120 名のうち、受診前と治療開始3か月後の SMI を両方測定できた 55 名(40〜50代女性)を分析対象
  • 調査方法: 診療データ分析、心理検査、問診票
  • 測定指標: 簡略更年期指数(SMI)
  • 改善の定義: 治療開始 3か月後の SMI スコアが受診前より減少
  • 公表: 2024年12月10日
  • 一次ソース: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000004.000133842.html

受診時症状の記述統計(2024年, n=55)

本セクションは、2024年 更年期治療効果検証(n=55)における参加者の受診時症状分布の記述統計です。

初診時に憂うつな気分を強く感じている方は、ほてりを感じる方の約 2 倍

55名の SMI 各質問項目への回答分布のうち、代表的な 2 項目を対比します。

症状中程度以上を感じている方の割合
くよくよしたり、憂うつになることがある72%
顔がほてる34%

参考として、2025年度の実証事業(n=137)の受診前問診でも、最も多かったのはメンタル・精神症状のカテゴリでした。「不安感や恐怖心が常にある」「夜中に何度も起きて不安感が襲ってくる」といった声が、身体症状よりも多く寄せられています。

更年期は身体症状の疾患として語られることが多いものの、実際に受診される方の中心的な訴えは精神症状にあることを、2 つの調査(2024年 n=55、2025年 n=137)が一致して示しています。ビバエルが医師の診察の前に看護カウンセリングの時間を設けているのは、この実態にもとづきます。

症状改善に役立った治療要素の利用者調査(2024年)

研究概要

ビバエル利用者 91名に対し、「ご自身の症状改善に役立ったと思うものは何ですか」を単一回答で尋ねた調査です。診療プロセスのどの要素が症状改善に寄与したと利用者が認識しているかを評価しました。本調査は治療効果(症状の変化)ではなく、利用者が主観的に「効果があった」と帰属した要素の分布を示すものです。

設問と選択肢

  • 設問: 「ご自身の症状改善に役立ったと思うものは何ですか」
  • 回答形式: 単一回答
  • 選択肢: 看護師によるカウンセリング/予約からお薬を受け取るまでの全体の流れ/医師による診療/その他/処方内容/プラン内容

結果

選択肢回答割合
看護師によるカウンセリング58.2%
予約からお薬を受け取るまでの全体の流れ16.5%
医師による診療7.7%
その他6.6%
処方内容5.5%
プラン内容5.5%

看護師によるカウンセリングが 58.2% で最多、2位「予約からお薬を受け取るまでの全体の流れ」16.5% を大きく上回りました。薬の処方や診療の利便性そのものではなく、話を聞くプロセスが症状改善に最も寄与したと利用者が主観的に認識していることを示す結果です。

看護カウンセリングの詳細は 看護師による更年期カウンセリング をご覧ください。

調査概要

  • 調査対象: ビバエル利用者 91名
  • 調査期間: 2023年12月〜2024年10月
  • 設問: 「ご自身の症状改善に役立ったと思うものは何ですか」(単一回答)
  • 調査の位置付け: 治療効果ではなく、症状改善への寄与要素に関する利用者の主観的認識を測定
  • 一次ソース: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000004.000133842.html

引用について

本ページのデータは、報道・研究目的での引用が可能です。引用の際は「HerLifeLab株式会社 経済産業省フェムテック等サポートサービス実証事業(2025年度、n=137)」または「ビバエル調査(2024年、更年期治療の効果検証 n=55/症状改善に役立った治療要素の利用者調査 n=91)」のように、調査名と対象者数を併記してください。取材のご依頼は お問い合わせ からご連絡ください。