更年期かもしれない不調に悩みながらも、婦人科では曖昧な対応。納得できない日々の中、オンライン診療で本当に寄り添う医療と出会えたという体験を紹介します。

医師の言葉に納得できず、立ち止まった日々
40代前半で生理不順が始まり、不安を感じて婦人科を2件受診しました。
血液検査は受けたものの、「更年期としてはまだ早いですね」と言われ、特に診断もつかず、「様子を見ましょう」「気になるなら薬を出しますが」と曖昧な対応ばかり。
こちらの話もじっくり聞いてもらえず、具体的な対処法も示してもらえませんでした。
このまま放っておいて大丈夫なのか、自分の体を見過ごしている気がして不安になり、「誰かにちゃんと話を聞いてもらいたい」とモヤモヤしていました。
またその婦人科では、更年期の治療法としてホルモン補充療法についても相談しましたが、「やってみたらいいんじゃないですか」という曖昧な提案。漢方治療を希望しても、年齢的に更年期には早いと断られ、医師の判断基準も分からないまま、自分に合う治療を選べない状態が続いていました。
そんなとき、新聞でビバエルの高宮城直子医師の記事を目にしました。更年期治療に真摯に向き合う姿勢に心を惹かれ、オンライン診療があることを知り、受診を決意しました。
私の更年期ケア
正直、仕事でオンラインには慣れていたので、オンライン診療への抵抗はほとんどありませんでした。むしろ、忙しい日々の中で自宅から受診できる便利さは大きな魅力でした。
実際に診療を受けてみると、初回から驚いたのは、カウンセラーさんとじっくり話す時間がしっかり確保されていること。自分でも気づかなかった体調の変化にまで目を向けてもらえることが新鮮でした。
普通の病院では、看護師さんとここまで深く話すことはほとんどありません。でも、ビバエルのカウンセラーさんは、私生活の悩みまで丁寧に耳を傾けてくれました。医師と看護師とゆっくり話ができる——これが初診時の強い印象でした。
漢方薬とホルモン補充療法(HRT)については本で知っていましたが、ホルモン補充療法には漠然とした不安がありました。そこで、最初は漢方薬からスタートすることに。
自分の体質や症状に合わせて処方された漢方は、飲み始めてすぐに効果を実感できたため、4ヶ月ほど続けました。その後、骨粗鬆症予防の観点からもHRTに興味が湧き、「自分にはどちらが合うのだろう?」と考えるようになり、カウンセラーさんと医師に相談しました。
HRTの「やめ時」に対する不安はありましたが、いつでも中止できること、そしてLINEで気軽に相談できることが大きな安心材料となり、思い切って始めることにしました。このタイミングで漢方は一度ストップして、HRTだけで治療を継続することにしました。
体調の変化と気づき
HRTを始めて1ヶ月、正直なところ、漢方のときと大きな違いは感じませんでしたが、全体的に体調は良好で、気分のイライラも少なくなっていました。さらに、肌の調子が良くなり、メイクのノリが良くなったのは思わぬ嬉しい変化でした。
そのままHRTを継続すると、気づけばイライラが減り、心身ともに安定してきたのを実感しました。
薬の効果ももちろん大きいですが、何よりも「自分がどんなときにイライラするのか」を意識できるようになったのは、カウンセラーさんとの対話のおかげです。
育児や仕事のストレスが多い日々の中で、医療者ときちんと話しながら自分の体と向き合えることが、私にとって大きな安心感となっています。